最新のお知らせ・イベント

2024年度第一回危機管理勉強会開催

日時: 2024年6月27日  19:30~21:00

講師: 原田泉 日本危機管理学会名誉会長

テーマ: 「危機管理の位置づけと現代的課題」

要旨:近年我々を取り巻く社会環境の変化が著しい。

 戦後の米国中心の国際秩序再編要求ともいえるロシアのウクライナ侵攻や中国の台頭、また先進国にみられる民主主義の危機と社会の分断、社会的制御を超えるAI等の技術進歩、CO2温暖化など枚挙にいとまがない。

 このことは当学会が議論の対象とすべき「危機」の新生はもちろん、その多様化、複合化をもたらし、深い分析考察が必要であるとともに、危機管理に対する考え方も適宜変化させていくべきと考える。そのため、初回である今回は危機管理とは何か、また現代の主要な危機について確認したいと考える。

参加資格: 自由

ご参加をお待ちしています。問い合わせ先は事務局まで。

今後の予定:

2024年 7月 新西理事長 「デザイン思考の暗黙的活用に関する考察」

日本危機管理学会2024年度(第33回)年次大会

日時    : 2024年5月18日(土)10:00~16:00

会場    : 拓殖大学 文京キャンパス C301

司会進行: 篠原雅道常任理事            

 日本危機管理学会は2024年5月18日、第33回年次大会を開いた。東京・拓殖大学文京キャンパスの会場とオンライン会議システムをつなぎ、「ハイブリット形式」で開催。冒頭、新西誠人理事長(多摩大学専任講師)は、「コロナ禍によりハイブリッド形式での開催が可能になり、危機管理への対応が進む一方、ロシアのウクライナ侵攻やイスラエルとパレスチナの戦争など、地域に限らず物価高騰を含む世界的な問題も深刻化している。2024年は選挙イヤーでもあり、様々な影響が懸念される。本日の年次大会での発表や議論が今後の危機管理における一助となることを願っている」と述べた。

報告

1.「21世紀の地政学的・地経学的リスクとインパクト」 下平拓哉(社会構想大学院大学)

 ロシア、中国といった地政学的リスクと経済の不確実性の増大に伴い、国際社会では現状に対する危機意識と信頼関係構築の重要性への認識が強まっていると指摘。また、AI、異常気象などの自然災害、など様々なリスク実態について報告された。このような厳しい状況の中で、グローバルリスクに対処するためには、国境を超えた協調が求められており、その意味からも、今度の米大統領選挙の結果が相当大きなインパクトをもたらすだろうと報告した。

2.「台湾の政党勢力図の地殻変動」 武重直人(リコー経済社会研究所)

 国際社会の中で議論が続く中国の台湾統一に関し、先行研究のフレームワークを用い、中国の「独立阻止」の視座から、①中国共産党による統治根拠の再獲得、②台湾の政党勢力、③習政権のナショナリズム訴求と台湾統一、④習政権の共産主義イデオロギー強化と台湾、などを切り口に分析を行い、今後の見通しとして、中国は台湾・民衆党を利用していくのではないかなどと指摘した。

3.「2008年金融危機後、日本のエレクトロニクス企業がとった財務強化策からの示唆」 杉由紀(多摩大学大学院)

 2008年金融危機をはじめ、事前に予期することが難しい外部要因による経営環境の激変など、大きな経営環境の変化が生じる中で、企業はどのような対応力(レジリエンス)を備えるべきであろうかという問題意識の下、日本企業の資金調達の状況を調査し、特に、総合電機大手5社と民生電機大手3社の財務データを詳細に比較検討した結果を報告した。予見しえない危機に対し、企業が財務戦略で備え、それを支えるガバナンス体制の維持が有効であると指摘した。

4.「リスクの可視化とマッピングへの問題提起~パターン別マッピングの有用性を考察する~」 田代順(マテリアルグループ)

 実務者の立場から、リスクリスクアセスメントの有効性を高め、より詳細な対応策の策定を支援するためにも、リスクの可視化とリスクマッピングが必要である旨を指摘した上で、5つのパターンをフレームワークとして提示。事例検証を通じて検証を行い、同フレームワークの妥当性を主張し、リスクを効果的に管理し意思決定を支援するものだと報告した。

5.「形篇と地形篇の論理的解釈-孫子の組織―」 神藤猛(東京工業大学)

 軍争篇を中心に分離配置された形篇と地形篇の両篇の呼応関係を、先行研究をベースに孫子13篇を読み進め、特に、孫子13篇のオントロジー(危機管理の情報を組織化する構造)を手がかりとすることで、至難とされた孫子13篇の理解が飛躍的に向上したなどと報告した。

6.「多摩地域の水害の特徴と求められる情報発信」 長田華山、趙彦明、河端南、朴紹然、新西誠人、田中友理、荻野博司(多摩大学)

 多摩大学を防災拠点にすることを視野に入れた調査結果について報告した。防災の中でも多摩地域で求められる水害対応に着目し、過去の水害に関する文献調査を行うとともに、地元自治体や関係する他大学へのヒアリング調査などを報告した。また学生に対して災害に対する意識調査を行い、これに対応するための情報発信の重要性について報告した。

7.「能登半島地震から見えてきた避難所の課題」 濱口和久(拓殖大学)

 災害大国である日本が最悪の事態を想定して災害に備えることが出来ているのかをテーマに、2024年1月1日に発生した能登半島地震をケースとして、様々な切り口から防災に関する課題を指摘した。特に、これまでの災害対応でも問題視されてきたトイレや食事に関する課題を取り上げ、その対策の一つとして病院船の整備を提言。最後に「うわべだけの防災政策ではなく、地域特性に応じた防災政策への転換が必要」と強調した。

 最後に増田幸宏会長は、一連の報告と討議を受けて、「日本危機管理学会ならではの報告が行われ、様々な視点から活発な議論がされた」と総括した。

 なお、日本危機管理学会は年次総会で下記の人事を決定した。

理 事  謝凱雯、濱口和久、西田慎太郎、榊原一也

 (注)新任のみ掲載

【日本危機管理学会事務局】                              

日本危機管理学会2024年度(第33回)年次大会 開催(ハイブリッド)

日本危機管理学会第33回年次大会(2024年度)を下記の要領にて2024年5月18日(土)に会場とオンラインで簡易ハイブリッド開催致します。

参加をご希望される方は、5月12日(日)までに下記の事務局メールアドレス宛にお知らせください。会員以外の方のご参加も歓迎致しますので、会員の皆さまにはお知り合いにご紹介頂けますと幸いです。


1.大会要領
日時:2024年5月18日(土)10:00~16:00
会場:拓殖大学 文京キャンパス

https://www.takushoku-u.ac.jp/access.html

参加費:会場、Zoom共に無料

2.大会スケジュール

10:00 開会 開会のことば(理事長)

10:10-10:40 報告①下平先生「21世紀の地政学的・地経学的リスクとインパクト」

10:45-11:15 報告②武重先生「台湾の政党勢力図の地殻変動」

11:20-11:50 報告③杉先生「2008年金融危機後、日本のエレクトロニクス企業がとった財務強化策からの示唆」

11:55-12:25 報告④田代先生「企業リスク管理の新たな展望」

12:30 昼食 

13:30 会員総会+表彰(事務局長)

14:00-14:30 報告⑤神藤先生「形篇と地形篇の論理的解釈-孫子の組織―」

14:35-15:05 報告⑥新西先生ほか「多摩地域の水害の特徴と求められる情報発信」

15:10-15:40 報告⑦濱口先生「能登半島地震から見えてきた避難所の課題」

15:45 閉会のことば(会長)

17:00~ 懇親会  

            

3.参加申し込み方法

会場でのご参加をご希望される方は5月12日(日)までに下記の事務局メールアドレス宛にお知らせください

参加申し込みメール

メール送信先: info@crmsj.org(事務局アドレス)

件名:【参加予定】日本危機管理学会年次大会(5.18)
ご記載内容:①ご氏名、②ご所属、③会場参加希望の有無、④Zoom参加URLの送信先アドレス(ご記載ない場合は頂戴した申し込みメールに返信させて頂きます)

4.会員総会ご欠席の会員の皆様へ

会員総会にご欠席の場合、下記要領に従い、事務局まで委任状の提出をお願いいたします。

委任状およびご欠席の連絡がない場合には、会員総会議長に議決権をご一任いただいたものとさせていただきます。

会員総会委任メール
メール送信先: info@crmsj.org(事務局アドレス)
件名:【委任状】日本危機管理学会会員総会(5.21)
ご記載内容:①ご氏名、②ご所属、③ご委任の会員名

5.懇親会参加の方へ

年次大会の後、17時頃から茗荷谷または池袋駅の近くで懇親会を開催します。

費用は5000円程度の予定です。

ご参加をご希望される方は5月12日(日)までに下記の事務局メールアドレス宛にお知らせください

参加申し込みメール

メール送信先: info@crmsj.org(事務局アドレス)

件名:【参加予定】日本危機管理学会懇親会(5.18)
ご記載内容:①ご氏名、②ご所属

【日本危機管理学会事務局】

日本危機管理学会 2024年度第1回理事会 議事録

日時:2024年4月3日(水)19時30分~20時30分(Zoom開催)    

出席(敬称略): 会長、理事長、常任理事2名、理事3名、名誉会長、特別顧問、次期理事

議題:

1.第32回年次大会・会員総会について

2.「危機管理研究」原稿規定の改訂版について

3.「危機管理研究」第33号(2025年3月発行)について

4.理事/事務局職の増員について

5.次期事務局(事務局長/事務局)について

6.研究部会/勉強会の開催の実績と予定

7.広報強化について

8.会費納入状況について

9.CrossRoads(会員交流会)について

10.次回理事会開催日程

 2024年6月8日(土)9:00~ 

以上

【告知・募集】日本危機管理学会年次大会(2024/5/18)開催と研究報告募集

平素よりお世話になっております。

第33回年次大会(2024年度)を下記の要領にて2024年5月18日(土)10時~16時 に開催致します。

つきましては、同大会における研究報告を募集致します。

研究報告は自由論題と統一論題「世界の危機と日本の責務」の2部構成となり、

各報告の持ち時間は報告20分+質疑10分程度を予定しています。

会場は拓殖大学茗荷谷キャンパスC-301教室https://www.takushoku-u.ac.jp/summary/bunkyo-campus.htmlの対面と簡易オンラインのハイブリッドです。

報告を希望される会員は2024年3月24日(日)までに学会事務局 info@crmsj.org 宛メールにて下記①~⑤をお知らせください。

応募メールタイトル:日本危機感管理学会年次大会報告エントリー(山田花子)

① 氏名

② 所属先

③ 連絡先(メールアドレスと携帯番号)

④ 統一論題か自由論題のどちらか

⑤ 報告論題と要旨(200字以内)

奮ってのご応募をお待ちいたします。

報告者の最終決定は4月中旬の予定です。

【日本危機管理学会事務局】

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